FPG株を買いました
とりあえずは200株。
PBR6倍弱なので、この指標を見ただけでは非常に割高に感じてしまいますね。
さらに、以前からこのことが気になっていたのですが、この企業、営業キャッシュフローがずっとマイナスです。
このことがあったのでこの銘柄は避けていたのですが、調べてみると、オペリース投資商品を作るとどうしてもキャッシュフローはマイナスになってしまうようです。そして何年かしたあとで、資産を売却してキャッシュとして回収する仕組みのようです。
と、こんな感じでよく理解はできていないのですが、今回はなぜか買ってみようかなという気になりました。
買ってみてもし失敗したら、それはそれでいい勉強になるかも知れません。
自分にとって投資なんて、どうせやけくそになってすずめの涙ほどの全財産を突っ込んだに過ぎないものなので、失敗して話のネタにするくらいがちょうどいいですね。
BSに商品出資金というのがあり、なんだか良く分からないなーと思ってましたが、グラフには現金等に含まれているので、回収の見込みの高い資産ということなんでしょうか。
http:// http://www.holistic-r.org/c_info/7148/7148160108.pdf
ネットで検索してみると、FPGに関するレポートがありました。
このレポートによると、というかこのレポートを信じると、2018年度にはEPSが113.5円、BPSが377.8円になるようです。
(2015年度はEPSが67.5、BPSが170.7円)
2019年度以降の成長率は分かりませんが、2018年度にはROEが焼く30%になっている予想なので、このときのPBRは大体5倍程度です。2年後には株価は1899円、1年当たりの利回りは約45%なので、なかなかよさそうです。
ただし、このレポートに記載されている2018年度のEPS、BPSを信じるなら、という話ですが。
今後は本当にFPGがこの数値を達成できるのかを精査して、できそうだと判断すれば思い切って買い増しをしたいと思います。
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PBRの回帰分析の改良
過去の記事で、将来の株価の予測に(PBR = 0.2 * ROE * 100 - 1)を使っていました。
(100をかけているのはROEは%なので。例えばROEが10の場合はPBR=0.2*0.1*100-1=1)
この式は厳密な株価を推定するためではなく、ざっくりと「これくらいのROEならこのPBRは妥当かなー割高だなー割安だなー」程度の判断に利用しています。
この式は現状のROEから大体のPBRを計算しているに過ぎず、将来のROEの推移(大体は自己資本の増加によるROEの減少)については考えられていません。
通常株価には将来の期待も価格に反映するので、将来のROEの推移も影響するんじゃないか、と考えています。
将来のROEに影響するのは、将来の利益の推移で、来期以降、(利益成長率>ROE×内部留保率)が達成されればROEは向上していき、達成できなければ減少していきます。
なので、((期待されている)利益成長率-ROE×内部留保率)が推定されるPBRを計算するのに役立つのではないかと思います。
(ここでは((期待されている)利益成長率-ROE×内部留保率)をとりあえずは差分と呼びます)
今度四季報CD-Rを買ったときは下記のPBRの近似式を作ってみます。
(すでに回帰分析を行った方がいらっしゃったらその数式教えてください笑)
- cz = ax + by + d
- x:ROE
- y:差分
- z:PBR
この式で計算されたPBRよりも低ければ割安、高ければ割高になります。
現状のROEに利益の成長を加えて妥当な価格をざっくり理解するにはいいんじゃないでしょうか?
利益の成長率を加味した理論株価の計算方法はありますが、永続的な成長を前提としており、特定の期間(2,3年後とか)の成長だけを考えて計算するにはちょっと不便かなと思っています。
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PCデポへの投資
去年末だったか、今年の初めごろだったか、もしかしたらもっと前だったか、PCデポへの投資を少し検討していました。
証券会社のアプリに登録しておいて眺めていたのですが、現状のROEの割りにPBRも2倍越えという(私にとっての)高値を超えたため、いつか安くなったら買いたい銘柄として、頭の片隅くらいにありました。
PCデポは中小型の割安成長株投資を好む人の間では割と有名で、私の目にもとても魅力的に映りました。
ところが、先日の炎上で多くの人に適切ではないサービスを提供している企業と認識され、株価は大きく下がりました。
私の目には魅力的に映っていたのですが、多くの人とは異なる印象を持っていたことが分かり、非常に怖くなりました。
どうやら私は企業を見る目がないようです。。
もしPCデポ株を買っていたらと思うと非常にぞっとします。。
株価もPCデポが適切なサービスを提供できると認識されるまではしばらくはじわじわと下がり続けるのではないでしょうか?
本当に魅力的なサービスかどうかを調べるためには、有価証券報告書、説明会の資料などを読むだけでは不十分で、その企業の製品やサービスについて実際に触ってみたり体験したりしないといけないんでしょうね。まあ、可能な範囲で、ですが^^;
というわけで、今後投資を検討しているJACリクルートのサービスを体験すべく、転職希望者としてJACリクルートメントに登録してみました。その話はまた次回。
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データアプリケーションを”成長を加味した”ROEの推移から将来の株価を予測する
前回はデータアプリケーションの利益を成長しないものとして推定される株価を計算してみましたが、今回は利益は成長するものと仮定して計算してみます。
来期の予想では利益は横ばいか少し下がると予想されているようですが、私としては将来的には利益は成長するものだと考えています。
明確な根拠はないのですが、年間5%くらい利益が成長するものと仮定して推定株価を計算してみます。
自己資本(百万円) | 利益(百万円) | ROE(%) | BPS(円) | 推定PBR(倍) | 推定株価(円) |
---|---|---|---|---|---|
2,195 | 397 | 18.1% | 728.9 | 2.6 | 1908 |
2,195+(397*85%) | 397*1.05 | 16.5% | 841 | 2.3 | 1928 |
2,195+(397*85%)+(397*1.05*85%) | 397*1.05*1.05 | 15.2% | 959 | 2.0 | 1948 |
2,195+(397*85%)+(397*1.05*85%)+(397*1.05*1.05*85%) | 397*1.05*1.05*1.05 | 14.1% | 1082 | 1.8 | 1970 |
利益が伸びない場合と比較して、ROEの下落は緩やかになりました。
それに伴い、推定PBRが改善して推定株価も毎年徐々に上がっていくことが確認できました。
毎年推定株価が徐々に上がっていく、とはいえ、非常に小額です。
この小額の利益を得るために何年も株を保有し続けるのは正直ちょっとばかばかしく思えてきますね。。
でもこの銘柄、現状では総資産のうち現金が約8割、営業利益率24%です。
さらに、売上高のうち4割がメンテナンスによる売上で、ソフトウェアを販売するごとにこのメンテナンスによる売上が増えていきます。
なので、よっぽどの事がない限り、赤字には転落しないと踏んでいます。
(厳密には確認していませんが、メンテナンスの売上だけで固定費がまかなえるんじゃないでしょうか?)
このように魅力的なビジネスを行っていて、資産のうちの8割が現金の銘柄が900円台で買えるのは非常に魅力的だと思います。
計画通りなら、4,5年も保有すると支払った価格よりも大きな現金と、優良なビジネスがセットで手に入りますね。
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データアプリケーションをROEの推移から将来の株価を予測する
データアプリケーションは、有利子負債がなく、資本を蓄積している企業で、年々ROE、ROA共に減少していく傾向にあります。
今回は利益は成長しないものと仮定して、将来のROEの推移と、推定したROEから将来の株価を推定してみます。
自己資本は、自社株買いなどを行わないものとして、毎年利益のうち、内部留保にまわしたものが自己資本としてつみあがるものとします。
ROEとPBEは比例して評価される傾向があります。
http://www.tr.mufg.jp/houjin/jutaku/pdf/u201503_1.pdf
今回は厳密な計算はせず、PBRの推定には、こちらにあるPBRの計算式を簡単にして、PBR=0.2*ROE-1の計算式を利用します。
データアプリケーションの数値データは四季報に記載されているものを利用します。(内部留保率は利益と配当から計算)
- 総資産 2,721
- 自己資本 2,195
- 自己資本比率 80.7%
- 有利子負債 0
- 内部留保率 85%
- ROE 17.7% 予16.4%
- ROA 14.6% 予13.2%
- 連16. 3 2,291 548 555 397 121.9 18
- 連17. 3予 2,350 500 500 360 119.5 18
- 連18. 3予 2,500 550 550 400 132.8 18
ほぼ暗算ですが、計算した結果はこうなりました。
自己資本 | 利益 | ROE | BPS | 推定PBR | 推定株価 |
---|---|---|---|---|---|
2,195 | 397 | 18% | 728.9 | 2.6 | 1895 |
2,195+(397*85%) | 397 | 15.6% | 835.6 | 2.1 | 1671 |
2,195+(397*85%)×2 | 397 | 13.8% | 946.8 | 1.8 | 1704 |
2,195+(397*85%)×3 | 397 | 12.4% | 1058.3 | 1.5 | 1587 |
自分でも意外だったのですが、なんということでしょう!ROEの低下により年々推定される株価が下がっていくではないですか!やはりROEの現状維持、もしくはROEの低下を抑えることが株価の向上には必要なようです。確実に一株当たりの資産を積み上げられる企業という意味では魅力的なんですが、もうちょっと考えないとだめですね。
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企業のフェーズごとのスクリーニング条件
個人的には銘柄は、積極投資フェーズ、負債返済フェーズ、資産蓄積フェーズと、衰退フェーズくらいに分かれると考えています。
私が投資対象にするのは、積極投資フェーズ、負債返済フェーズ、資産蓄積フェーズにある企業です。
各フェーズごとに有効と思われるスクリーニング方法について考えてみました。
(前回の隠れた優良企業は資産蓄積フェーズの銘柄です)
フェーズ | 前提条件 | スクリーニング方法 |
---|---|---|
積極投資フェーズ | 積極投資によりROEは維持できる | 擬似債権(ROE維持) |
負債返済フェーズ | (ROE×内部留保率を上回る利益の成長がない限り)ROEはROAに収束 | 擬似債権(ROE減少)、残余利益モデル FCFプラス |
資産蓄積フェーズ | (ROE×内部留保率を上回る利益の成長がない限り)ROEは下がり続ける |
残余利益モデル、擬似債権(ROE減少)、清算価値 |
積極投資フェーズ
高ROE銘柄。投資も大きく、売上の伸びも大きいので、営業CFマージンもおそらく少なめで、かつ投資CFも大きくマイナス。総資産がいくらくらいまで拡大しそうかを予想して、その金額まで達するまでの期間で擬似債権で計算する。投資がちゃんと回収できるかどうかの判断はどうしようかな?(アイデア求む)
負債返済フェーズ
基本的にROEはROAに収束。ただし、利益成長がROE×内部留保を超える場合はROEは維持される。そのときはROEが維持される前提の擬似債権で利回りを計算。ROAに収束する場合は利益成長も加味して何年でROAに収束するのかを計算し、擬似債権か残余利益で計算。残余利益モデルの超過利益分はROAに収束するまでの年間平均利益を割引率で割ったものか、超過分の10年分くらいを擬似債権と同じ方法で理論株価を算出。投資はせず、負債を返済しているはずなので、FCFはプラス。需要が急拡大して売上が急増している場合を除き、営業CFマージンは基本的に高いほうが良い。
資産蓄積フェーズ
基本的にROEは利益成長がROE×内部留保率に等しくなるまで下がり続ける。(将来的にROE=利益成長率になる。) 利益成長率が8%以下の場合は、将来的にPBRは1倍で評価される。将来的に増えるであろう株主資本が、現在の株価に対して利回りが年率何パーセントになるのかを計算する。負債返済フェーズでもROAが8%以下の場合も将来的にPBRが1倍と評価される場合がある。利益成長率が8%以上の場合は残余利益モデルで計算。CFに関しては負債返済フェーズと同様。
以上のことを考えてみると、投資の余地が残っており、積極的に投資して、業績が順調に拡大している(将来的にキャッシュが確実に回収できる見込みのある)企業以外は、投資した金額と、将来的に企業が蓄積できる株主資本とを比較して投資したほうがよさそうですね。(投資した株価<将来のBPSを満たさない限り買わないのが正しいかも)
(書いてみて思ったのですが、自社株買いについて考えていなかったorz でも自社株買いをいつやるのかの予想とか、自社株買いによるROEの変化とかを考えると難しそう)
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隠れた高収益企業の見つけ方
隠れた高収益企業とは、今回は企業がビジネスを行うために使用する資産に対する利益率が高い企業、という意味です。
世の中には、企業の買収や設備投資などをあまり行わず、負債がなく、資本の蓄積が行われているような、ぱっと見では成熟企業のように感じられるけど、実は結構おいしいんじゃないか?という銘柄があったりします。
このような銘柄は、
の条件で探し出せると考えています。
営業利益率が高い
営業利益率が高いということは、企業のビジネスに競争力がある事を示しています。
調整後のROEが高い
資本の蓄積が進んでいる場合は、ROE×内部留保率と同等の利益の成長がなければ年々ROEが低下していきます。
ビジネスに利用しない過剰な現金がつみあがっている企業の場合は、この影響を除外するために調整したROEを利用しています。
私は、調整後ROEを下記の式として計算しています。
(調整後ROE)=((株主資本)-(現金)+(売上高×CCC日/年))/(純利益)
純利益を株主資本から現金を引いて、売上にCCC日/年をかけたもので割っています。
分母は、過剰な現金を除外するため、一度現金全額を引いてから最低限手元においておかなければならない金額を足しています。
売上高×CCC日/年は何かというと、現預金月商比率を私なりにアレンジしたものです。現預金月商比率は1ヶ月程度が目安のようですが、手元に置いておくべき金額は企業によって変わるため、CCCを利用しました。
株主資本を元にしているので、調整した金額に対して、自己資本比率を掛けてもいいかも知れません。
調整後のROEが年々伸びている
追加の設備投資などが必要ないが、利益を伸ばすことができる企業は、現金の蓄積(企業価値の向上)には有利です。
利益率の計算
(利益率)=((X年後の一株あたりの企業価値)/(現在の株価))^(-X)
(X年後の一株あたりの企業価値)=(調整後の株主資本)+(調整後の株主資本)×((調整ROE)-8%)/((割引率)-(調整後ROE成長率))+(X年で追加で蓄積される現金と現金相当の資産)
私はこの条件に該当する銘柄として、データアプリケーションに注目しています。PBRは1.2倍、予想PERは9倍、ROEは17.7%、ROAは14.6%です。ぱっと見は成熟企業の指標にも見えますが、資産のうち、現金が(確か)8割くらいあり、利益も年々伸びています。そのうち四季報CD-Rでの調整ROEを使った利益率の計算式とデータアプリケーションが本当に条件に一致するのかを確認したいと思います。
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