チキンによるチキンのための長期投資ブログ

やけくそになって有り金のほぼすべてを株式投資に投じてみました

理論株価の考え方について

理論株価の計算方法については、下記のどれを使うのが良いかと試行錯誤しています。

  • 割引配当モデル
  • ディスカウントキャッシュフロー(DCF)法
  • 残余利益モデル(超過利益評価法)

割引配当モデル

ファイナンスの知識でおそらく一番最初に知った企業価値の計算方法。
成熟した企業で、不景気でも大きなダメージはなく、配当も安定している(が、成長は望めない)企業についてはこの方法は使えると思います。
この方法は帳簿に記載される見かけの利益に悩まされることなく、配当という実際に手元に入ってくるお金を元に計算できるところがいいですね。
ただ、私としては成長する割安な企業に投資したいので、あまりこの方法は使いません。不動産の価値算定にも配当のところを実際に得られる家賃と考えればそのまま使えそうです。
理論株価=配当/割引率

 

ディスカウントキャッシュフロー(DCF)法

おそらく企業価値の計算ではもっとも用いられる方法じゃないでしょうか?
ただ、私としては企業の資産価値については価値算定には含まれていないところがいまいちだなと感じています。
理論株価=純利益/(割引率-利益成長率)

 

残余利益モデル(超過利益評価法)

資産価値(PBR)に市場のリスクプレミアム(であってましたっけ?^^;)を超過した分の利益(株主資本×(ROE-リスクプレミアム))を割引率で割ったものを足した額を理論株価とする方法。
私としては、資産価値を企業価値に反映できることと、資産価値をグレアムの方法で解散価値として計算するなどのアレンジができるところがよさそうだなと考えています。
この方法を今後スクリーニングに使っても良いと考えています。