チキンによるチキンのための長期投資ブログ

やけくそになって有り金のほぼすべてを株式投資に投じてみました

隠れた高収益企業の見つけ方

隠れた高収益企業とは、今回は企業がビジネスを行うために使用する資産に対する利益率が高い企業、という意味です。
世の中には、企業の買収や設備投資などをあまり行わず、負債がなく、資本の蓄積が行われているような、ぱっと見では成熟企業のように感じられるけど、実は結構おいしいんじゃないか?という銘柄があったりします。

このような銘柄は、

  • 営業利益率が高い
  • 株主資本から、ビジネスに使用されていない現金を引いて調整したROEが高い
  • 調整後のROEが年々伸びている
    (設備投資などの投資に対して、利益の伸びが大きい)

の条件で探し出せると考えています。

営業利益率が高い

営業利益率が高いということは、企業のビジネスに競争力がある事を示しています。

調整後のROEが高い

資本の蓄積が進んでいる場合は、ROE×内部留保率と同等の利益の成長がなければ年々ROEが低下していきます。
ビジネスに利用しない過剰な現金がつみあがっている企業の場合は、この影響を除外するために調整したROEを利用しています。
私は、調整後ROEを下記の式として計算しています。

(調整後ROE)=((株主資本)-(現金)+(売上高×CCC日/年))/(純利益)

純利益を株主資本から現金を引いて、売上にCCC日/年をかけたもので割っています。
分母は、過剰な現金を除外するため、一度現金全額を引いてから最低限手元においておかなければならない金額を足しています。
売上高×CCC日/年は何かというと、現預金月商比率を私なりにアレンジしたものです。現預金月商比率は1ヶ月程度が目安のようですが、手元に置いておくべき金額は企業によって変わるため、CCCを利用しました。
株主資本を元にしているので、調整した金額に対して、自己資本比率を掛けてもいいかも知れません。

調整後のROEが年々伸びている

追加の設備投資などが必要ないが、利益を伸ばすことができる企業は、現金の蓄積(企業価値の向上)には有利です。

利益率の計算

(利益率)=((X年後の一株あたりの企業価値)/(現在の株価))^(-X)

(X年後の一株あたりの企業価値)=(調整後の株主資本)+(調整後の株主資本)×((調整ROE)-8%)/((割引率)-(調整後ROE成長率))+(X年で追加で蓄積される現金と現金相当の資産)

 

私はこの条件に該当する銘柄として、データアプリケーションに注目しています。PBRは1.2倍、予想PERは9倍、ROEは17.7%、ROAは14.6%です。ぱっと見は成熟企業の指標にも見えますが、資産のうち、現金が(確か)8割くらいあり、利益も年々伸びています。そのうち四季報CD-Rでの調整ROEを使った利益率の計算式とデータアプリケーションが本当に条件に一致するのかを確認したいと思います。

 

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