チキンによるチキンのための長期投資ブログ

やけくそになって有り金のほぼすべてを株式投資に投じてみました

企業のフェーズごとのスクリーニング条件

 個人的には銘柄は、積極投資フェーズ、負債返済フェーズ、資産蓄積フェーズと、衰退フェーズくらいに分かれると考えています。
私が投資対象にするのは、積極投資フェーズ、負債返済フェーズ、資産蓄積フェーズにある企業です。
各フェーズごとに有効と思われるスクリーニング方法について考えてみました。

(前回の隠れた優良企業は資産蓄積フェーズの銘柄です)

フェーズ前提条件スクリーニング方法
積極投資フェーズ 積極投資によりROEは維持できる 擬似債権(ROE維持)
負債返済フェーズ (ROE×内部留保率を上回る利益の成長がない限り)ROEROAに収束 擬似債権(ROE減少)、残余利益モデル
FCFプラス
資産蓄積フェーズ (ROE×内部留保率を上回る利益の成長がない限り)ROEは下がり続ける

残余利益モデル、擬似債権(ROE減少)、清算価値
FCFプラス

 

 積極投資フェーズ

ROE銘柄。投資も大きく、売上の伸びも大きいので、営業CFマージンもおそらく少なめで、かつ投資CFも大きくマイナス。総資産がいくらくらいまで拡大しそうかを予想して、その金額まで達するまでの期間で擬似債権で計算する。投資がちゃんと回収できるかどうかの判断はどうしようかな?(アイデア求む)

負債返済フェーズ

基本的にROEROAに収束。ただし、利益成長がROE×内部留保を超える場合はROEは維持される。そのときはROEが維持される前提の擬似債権で利回りを計算。ROAに収束する場合は利益成長も加味して何年でROAに収束するのかを計算し、擬似債権か残余利益で計算。残余利益モデルの超過利益分はROAに収束するまでの年間平均利益を割引率で割ったものか、超過分の10年分くらいを擬似債権と同じ方法で理論株価を算出。投資はせず、負債を返済しているはずなので、FCFはプラス。需要が急拡大して売上が急増している場合を除き、営業CFマージンは基本的に高いほうが良い。

資産蓄積フェーズ

基本的にROEは利益成長がROE×内部留保率に等しくなるまで下がり続ける。(将来的にROE=利益成長率になる。) 利益成長率が8%以下の場合は、将来的にPBRは1倍で評価される。将来的に増えるであろう株主資本が、現在の株価に対して利回りが年率何パーセントになるのかを計算する。負債返済フェーズでもROAが8%以下の場合も将来的にPBRが1倍と評価される場合がある。利益成長率が8%以上の場合は残余利益モデルで計算。CFに関しては負債返済フェーズと同様。

 

以上のことを考えてみると、投資の余地が残っており、積極的に投資して、業績が順調に拡大している(将来的にキャッシュが確実に回収できる見込みのある)企業以外は、投資した金額と、将来的に企業が蓄積できる株主資本とを比較して投資したほうがよさそうですね。(投資した株価<将来のBPSを満たさない限り買わないのが正しいかも)

 

(書いてみて思ったのですが、自社株買いについて考えていなかったorz でも自社株買いをいつやるのかの予想とか、自社株買いによるROEの変化とかを考えると難しそう)

 

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