チキンによるチキンのための長期投資ブログ

やけくそになって有り金のほぼすべてを株式投資に投じてみました

来期のROEを予測する

私は、長期にわたってROEが維持できるか、または向上させていくことができるか、を重視しています。
現状のROEが高くてもROEが維持できなければ、将来的にその下がってしまったROEに見合った価格に株が落ち着くからだと考えています。
(逆に、ROEを維持、もしくはROEを向上させていくことができれば将来的にそのROEに見合ったPBRの水準に株価が評価されそうです。)

というわけで、四季報CD-Rを使って今期(0)と来期(1)のROEを予測する計算式を考えてみました。
ROEを予測するために必要なのは、予測したい時期の純利益と、そのときの自己資本です。

純利益

連結:[連・当期利益(0)]]
単独:[当期利益(0)]
こちらは単純ですね。

自己資本

予想したい期の自己資本は、自己資本にプラスに働く項目からマイナスに働く項目を引いた額とすることができます。
例えば、今期末の自己資本は、下記の項目から構成されています。
前期末の自己資本(連結)
[連・自己資本(-1)]
今期の予想利益から配当をした後に残る利益(プラス)
[連・当期利益(-1)]*(1-[配当性向(%)(-1)]/100)
減価償却によってBSから減ると予想される資産(マイナス)
[減価償却費(0)]*[連・自己資本比率(%)(-1)]/100
自己資本比率に応じて、自己資本から償却されそうな額を考慮)

今期ROE(0)

純利益と自己資本の予測から、今期のROE(0)はこんな感じになります。
連結:[連・当期利益(0)]/([連・自己資本(-1)]+([連・当期利益(-1)]*(1-[配当性向(%)(-1)]/100))-[減価償却費(0)]*([連・自己資本比率(%)(-1)]/100))*100
単独:[当期利益(0)]/([自己資本(-1)]+([当期利益(-1)]*(1-[配当性向(%)(-1)]/100))-[減価償却費(0)]*([自己資本比率(%)(-1)]/100))*100

今期ROE(1)

来期の場合は、
利益はさらに来期分にとりあえず(四季報CD-Rにデータがないので)前期の配当性向を利用、
減価償却も今期と同様に行われると仮定すると、下記のようになります。
連結:[連・当期利益(1)]/([連・自己資本(-1)]+([連・当期利益(-1)]*(1-[配当性向(%)(-1)]/100))-[減価償却費(0)]*([連・自己資本比率(%)(-1)]/100)+([連・当期利益(0)]*(1-[配当性向(%)(-1)]/100))-[減価償却費(0)]*([連・自己資本比率(%)(-1)]/100))*100
単独:[当期利益(1)]/([自己資本(-1)]+([当期利益(-1)]*(1-[配当性向(%)(-1)]/100))-[減価償却費(0)]*([自己資本比率(%)(-1)]/100)+([当期利益(0)]*(1-[配当性向(%)(-1)]/100))-[減価償却費(0)]*([自己資本比率(%)(-1)]/100))*100
※利用の際は”()”はすべて半角にして利用してください。

この条件でスクリーニングしてみたところ、竹本容器が緩やかではありますが、ROEを向上させていてよさそうだなと感じました。

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